このような症状の方は大腸内視鏡検査を受けましょう

一歩先行く安心と信頼の医療をお届けしたい。
これまでも、これからも、

当院は地域のみなさまの健康を願っています。

院長ご挨拶

はじめまして、私は平成28年4月より父親の後を継ぎ診療を行っております。
これまでは主に東京慈恵会医科大学で消化器・肝臓内科と内視鏡診療を行い、その後は総合診療科に出向し様々な内科診療を行っておりました。私はそこでの経験を活かし、消化器、内視鏡を中心とした総合内科診療を地域医療でも行えればと考えています。
 
やさしく、身近でありながら大きい病院に近い検査・診断ができ、安心感のある医院を作りたいと思っております。小さなクリニックですが比較的多くの検査が可能ですので、気軽に相談していただき、患者さまに満足していただける医療を行いたいと思っております。
地元の方々の健康維持のために努力してまいりますので宜しくお願い致します。

 

院長 相澤 摩周

血便がある、便に血が付いている方

血便の原因は色々と考えられますが、イボ痔と自己診断されている方がいらっしゃいます。イボ痔であることが多いですが、大腸がんやポリープからの出血をイボ痔と思い込んでしまい、長期間放置されてしまうこともあります。がんの場合、かなり進行した状態で見つかるケースも稀にあります。
お尻から血が出るということは、何らかの警告と考え、肛門と大腸の両方をチェックすることをお勧めします。 

時々、お腹が痛くなる方

お腹が痛くなる原因は様々です。大腸ポリープや初期の大腸がんでは腹痛が出ることは殆どありません。大腸がんが原因であれば、かなり進行している状態を考えなければなりません。
他には大腸憩室症、虚血性大腸炎、炎症性大腸炎、過敏性腸症候群、腸の癒着などが考えられます。腹痛が頻回みられるようでしたら、大腸内視鏡検査をお勧めします。

よく便秘になる、最近便秘が続く(便が細い、便秘、便秘・下痢を繰り返す)

便秘の原因の1つに大腸がんがあります。進行した大腸がんでは大腸が狭くなるために、排便がスムースに行えないためです。その他、便秘には様々な原因があります。加齢による腸の動きの低下、運動不足、ストレスなどの精神的影響、繊維質や水分摂取不足、甲状腺や糖尿病などの内科疾患などです。
症状から原因を特定するのは難しく、まずは大腸がんではないことを調べることが重要です。

最近、下痢が多い

大腸がんで下痢様の症状が出ることもあります。大腸がんが進行すると大腸が狭くなるために便が滞り、少しずつ便意を催すことがあり、これを下痢と勘違いしてしまいます。
その他、感染性腸炎(細菌やウイルスの感染)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、過敏性腸症候群(ストレスや不安が原因)が考えられます。

下痢と便秘を繰り返す

この場合、過敏性腸症候群を第一に考えますが、上記のように大腸がんも疑う必要があります。

便が細くなった気がする、太い便がでない

直腸からS状結腸が細くなっていると、便が普段より細いと感じることがあります。また便の水分量が多く、軟便傾向の際も便が細くなることがあります。この場合、大腸がんや炎症によって便が細くなっていないか確認する必要があります。

貧血が進行したり、体重減少のある方

大腸内で出血すると、貧血症状が出る場合があります。大腸がんの場合は、時間をかけてゆっくりと出血が進行することが多く、ゆっくりと貧血が進行します。

血縁者(3親等以内)で大腸がんになった方

大腸がん、大腸ポリープは遺伝傾向が強いがんとして知られています。大腸がんの約50%が遺伝性とも言われています。血縁者(3親等以内)に胃がんや大腸がんの方がいる場合は要注意です。是非、定期的な検査をお勧めします。

便潜血で1回以上陽性になった方

便潜血検査は大腸がんのスクリーニング検査です。1ml中に1/1000万グラムという程度の出血を検出することができます。ただし、便潜血で見つからない大腸がんもありますので、2回便のうち1回でも陽性だった場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。

以前、大腸のポリープを切除された方

1回の大腸内視鏡検査では大腸の100%を観察できていないと言われています。ですので、ポリープを切除された方は、残りのポリープの見落としを予防するという意味でも1~2年後の検査をお勧めします。

40歳以上で大腸内視鏡検査を受けたことがない方

大腸がんが発症するリスクは年齢とともに増加します。40歳代付近から増加し始め、40歳を越えたら定期的な検査が必要といわれています。40歳を過ぎたら、年に一度は大腸がんの検査をしましょう。